2013年1月アーカイブ

1月27日、内陸線に揺られる事2時間。
もちっこバイキングに参加する為、仙北市八津駅近くにある かたくり館へ行って参りました。

さまざまな年中行事に、お餅を食べる風習があったここ仙北市西木地域。

このもちっこバイキングは、民俗研究家の結城登美雄さんを招いた勉強会の際に、各家庭に伝わるその味をみんなに伝えていこうと盛り上がり、始まったそうです。 

イベントのスタートは11時でしたが、内陸線の関係で会場に着いたのは9時半と大分早く着いてしまった私。
スタートまでの時間、農家のお母さん方に混じって、準備のお手伝いをさせていただきました。

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くるみ餅のくるみをすり鉢ですりつぶしたり、つきたてのお餅で苺や栗大福を作ったり、米粉を練ってみたらし団子を作ったり、プログラムには無いものの、お陰様でとても楽しい餅作り体験をする事ができました。
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イベントが始まっても、調理場で餅を作り続けるお母さん達。
手は休まる事を知りません。
会場にずらりと並んだお餅は、おはぎ、焼きゆべし、くるみ餅、ずんだ餅、納豆餅、梅餅、おやき、ほうれん草餅、おしるこ、おろし餅、笹餅、大福、黒糖餅、なると餅、などなど、実に30種類!!
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全種類はとてもお皿におさまりません。
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家族で参加される方が多く見受けられ、皆さん和気あいあいと、出来立てのお餅を美味しそうに食べていました。
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懐かしい味や、新鮮な味、美味しい美味しいと食べていると、やがてちょっと違った食感のものが食べたくなります。
そんな時の為に、お餅のコーナーの隣には、漬け物コーナーもあります。
参加者の中には、以前他の会でお母さん方の漬け物を食す機会があり、その時の味が忘れられず、『今回はお餅より漬け物をメインに来たんです。』という方もいらっしゃいました。
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お餅に飽きたら漬け物で口の中をさっぱりさせて、再びお餅を食べる。
そんなサイクルで、私は結果的に17種類を食しました。全種類はさすがに胃袋がついてきませんでした〜。

こんなにもレパートリーに富んだお餅を拵えてくれた農家のお母さん達。
職人さんだな〜と思いました。そして何より素敵だなぁと思ったことはチームワーク。
総勢15人のメンバーで連携を取りながら、限られた時間で段取りがよく、そして笑顔が絶えないんです。
飛び入りで参加した私にも、的確に指示をくれて、それだけじゃなくてお餅の扱い方や色んな知恵までもくれて、楽しい学びの時間でした。
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また機会があれば是非参加して、農家のあれこれを学びに行きたいなと思います。
貴重な経験を本当にありがとうございました!!



本城奈々





鷹巣米代児童公園をメイン会場に開催中の北秋田きらきらフェスティバル。
そのプログラムの一環として1月26日、KITAKITAにてフリマ&一箱古本市を開催させていただきました。

参加者は全部で7組。
それぞれが持ち寄った衣類や小物などでKITAKITAのスペースをとても賑やかに埋め尽くしました。
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今回出店してくれたのは、地元鷹巣の方だけではなく、能代や根子集落の方もいらっしゃったり、
いつものKITAKITAとは違う新鮮な空気が流れていました

この日の天候は吹雪で、お客さんの入りが心配されましたが、寒さに立ち向かってチラシを配りに出たり、入り口でお客さんの呼び込みをしたりしているうちに1人2人とお客さんが入り、最終的にはとても和やかで楽しい時間をみんなで作り上げ共有することができました。

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自分に合うかどうか実際に試着してみたり、これとこれはどう?とコーディネートを楽しみながら、今度はこれはどう?と、終いにはちょっとしたファッションショーになってみたり。
合計900円でトータルコーデを楽しむ方も居ました。

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自分ではどうしようもなかったものが、誰かの手に渡る事でまた役に立つことはエコな上に、新たなコミュニティをも生んで、なんだかとっても充実感を得られます。


昨年末から様々なイベントを開催してきた北秋田きらきらフェスティバルも2月2日までともうすぐ幕を閉じます。
米代児童公園のロマンティックなイルミネーション、みなさん観られましたでしょうか。
寒い冬の空気に映えるライトは本当に綺麗で、私たちの心にもライトを灯してくれます。



本城奈々




比内とりの市

きりたんぽに欠かせない「比内地鶏」。

その比内地鶏が主役の「第29回比内とりの市」が1月26日―27日に開催されました!

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会場となったグラウンドにはたくさんの人。

おまつりのような雰囲気です。

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「比内とりの市」は比内町をつくった神や比内鶏をはじめとするすべての生ある鳥をつくった神など、

4つの神々を祀っています。

感謝祭では巫女の舞やお祓いもあり厳粛な雰囲気。

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人気の比内地鶏千羽焼きをはじめ、


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大鍋で作られる比内地鶏かやき、比内地鶏の焼き鳥など、比内地鶏を存分に味わえる機会です。

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比内地鶏かやきはモツ入り。アツアツで温まりました。

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グラウンドの片隅にある倉庫では揚げたてのドーナツやインドカレー、

比内地鶏そば、きりたんぽなど、さまざまな食べもの屋台が出店。

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こんな鶏たちも、会場を盛り上げます。

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そして比内地鶏卵キャッチや第19回比内地鶏ダービーなど比内地鶏にまつわるユニークなゲームも。

ダービーは、鶏に「プラネットシンフォニー」や「パニッシュメント」といった名前が付けられ、

勝鶏投票券は千羽焼きや比内地鶏かやき購入者に渡されます。

競馬予想紙さながらの「勝鶏」も配布され、過去レースでの成績などを公開。

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当たった人への賞品は、比内地鶏の肉。

鶏のレースで鶏の肉をもらうのは、ちょっとシュール!?

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ダービーは何百人もの人が見守るなか、スタート。

なかなか動こうとしない比内地鶏を、鶏のかぶりものを頭につけた騎手が

あやつる姿はおもしろい!

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じッと座り込む鶏を、押して動かすようなレースで、見ものでした。

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私たちは6枚もチケットを持っていたのに、1枚も当たりませんでした...残念。

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2月9日-10日には大館であめっこ市、鷹巣でもちっこ市が開催されます。

10日は上桧木内の紙風船上げも。冬のイベント、盛りだくさんですね。


写真:槌間七恵

テキスト:yamaoka

先日、大葛の一風変わった干し餅作りを取材しましたが

今回は一般的な干し餅作りを撮影しに、雪沢に行きました。

雪沢というだけあって、大館の市街地と比べ雪深い!

おじゃましたのは、いぶりがっこでも撮影させてもらったキクさんのお宅。

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秋とは違い、屋外も室内も冬仕様。

猫にこたつで、まったりした雰囲気。

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こちらがキクさん。御年81歳。

とは思えない、俊敏な動作と行動力が素敵な方です。

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4日前についたという餅をこうして、ビニール紐で編んでいきます。

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昔はワラで編んでいたそうですが、みんなコンバインを使うようになったので

ワラを手に入れるのが難しく、ビニール紐になったとか。ビニール紐をワラをなう要領で

器用にまとめます。このビニール紐、干し餅が完成したあとは山菜を束ねるのに再利用するそう。

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干し餅は黄色、白、ピンク、緑の4色。紫蘇の葉やゴマも入っています。

昔はカボチャや小豆で色づけしていたそうですが、今は食紅。

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ちょっと手伝わせてもらいました。

ワラをなうより、ビニールをなう方が滑って難しい!


干し餅の作り方は

1:一般的な餅を同じようについて、ボールに取り、食紅や水を加えて、もんで柔らかくする。
2:ビニールを敷いた入れ物にのばして4日置いて、カットし、紐で編む。
3:2日間水につけ、風の当たる屋外に一晩干す。
4:翌朝、朝早く軒下にかけ、日当たりがあれば布をかけて日光が当たらないようにする。
  (日に当たると色が落ち、餅がバラバラになるため)
5:1カ月ほど軒下に干し、3日間室内に入れて干せば完成

干し餅作りは、手間もひまもたっぷりかかっています。

餅をカットするのもキクさん。

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まだ編まれていない餅が廊下に並んでいました。

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玄関脇に干し餅が干されていると、賑やかな感じがします。

訪れるガス屋さんなども「珍しい」と言っていくので

「一房ずつ消えるのよ(笑)」とキクさん。人にあげても売る分が残るように多めに作っているのだとか。

キクさんの干し餅は4月1日から再開される雪沢の産直で販売されます。人気で、よく売れるそうです。

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干し餅や漬物は、春になって、山菜が採れる時期まで産直に出しています。

山菜も、わらびやみず、ささだけなど何種類も採りに行くというキクさん。

「山さ行きたくて、早く雪消えればいいなぁと思う。待ち遠しい」

山に行けば腰も痛くなくなるというほど山に行くのが好きで

「自分の好きなことやってるから、おもしれ」とにっこり。

自然とともに暮らす生活スタイルや、前向きな姿勢が素敵。

いずれ、こんなおばあちゃんになれたらいいなぁ...と思います。

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前日に干したという餅は、まだ氷がたっぷりついていました。

うまく凍らせるには、寒(かん)のときにつかなければいけないそうです。

冬ならでは、雪国ならではの文化だと思いました。


写真:槌間七恵

テキスト:yamaoka

季節によって、いろいろなイベントがある内陸線。

2012年9月~2013年3月の間、6回「ごっつお玉手箱列車」が走ります。
ごっつお玉手箱列車とは、駅ごとに沿線の農家のお母さん方がそれぞれの手料理を
持ち込み、地元の味を味わえるというイベント列車。

午前11:00角館発。
一般車両に連結されたお座敷車両に乗り込みます。
36人定員ですが、2人以外は県外の人!
関東、関西、さらに台湾の観光客までいらっしゃいました。
大人気の列車のようです。

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かすりの服を来た農家さんたちが、駅ごとに追加される料理を配膳。
ひとつひとつの料理を説明してくれ、車内は和やかな雰囲気。
乗り合わせた客同士も、打ち解けていました。

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昨日から降り続く雪で、車窓は真っ白。
冬は雨が降らず雪が降るため、川の水はとっても澄んでいるそうです。

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今回のテーマは「もちもち寄せて」。
はじめにテーブルにセットされていたのは「昭子さんの一口餅」と「敬子さんの干し柿」。
それから「弘子さんの焼き栗」や「勝子さんのおかず」などが駅ごとに追加されていき
こんなにたくさんの品数になりました。
どれも手作りの、お母さんのやさしい味でお腹いっぱい!
アテンダントさんの販売するお酒もうれゆき好調のようでした。

今年度の日程は2月23日の「雪国保存食」と3月23日の「春よ来い!」です。
予約は早い時期に埋まってしまうのですが、もし間に合えばぜひ。

料理だけでなく、お母さん方とのあったかいふれあいもいいですよ。

yamaoka



2月10日に行われる上桧木内の紙風船上げ。
今回はその制作の様子を見に内陸線に乗り、仙北市西木町にある紙風船館にお邪魔しました。
制作するのは大きさ約3メートルほどの巨大な紙風船。
それに阿仁合小学校の児童会の子供たちが、紙風船に思い思いの絵を描きます。

西木町は阿仁合小学校の学区ではないのですが、ここ西木町を走る内陸線の会社の方々と共に
去年からこうして紙風船上げに参加しているとのことです。

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下書きに沿って、綺麗に色を乗せて行く作業。
真剣な眼差しです。

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根子集落の山田さんとこのご兄弟。
いつもお世話になっております。
お兄ちゃんはこの後、低学年の子供が描きたい絵を手伝っていました。
それがうまいうまい。番楽を踊らせても上手だし、さすがです。

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子供たちが『復興』の文字を書くのをこうしてを見ていると、何か安心する気持ちになるのは
私だけでしょうか。

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低学年の子供たちにはちゃんとお兄さんお姉さんたちがフォローしてくれます。
巨大な白い紙が子供たちの夢や好きなキャラクターで埋められていきます。
あっと言う間に賑やかな紙風船が出来上がります。

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隣では、内陸線の職員の方々が『じゅうべえ』を描いています。
内陸線の存続を願う地域住民、その期待に応えるために職員たちもいろんなイベントに積極的に
参加しています。

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内陸線のじゅうべえも無事に完成し、終了。
子供たちは持ってきたお弁当をみんなで仲良く食べ、内陸線の職員の方々は軽く打ち上げ。
当日までにこれを紙風船に仕上げます。
天高く上がる姿が今から待ち遠しいです。

yoma
1月19日に行われた阿仁のごちそう体験の講習で学んだ2品。
今回は前回のサバ寿司レシピに続いて、くるみゆべしの作り方をご紹介したいと思います。
しょうゆ風味と甘さが絶妙で、どこか懐かしいな味わいです。
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【材料】
●もち粉・・・600g
●くるみ・・・お好み
●粉末オブラート
●ざらめ・・・450g
●水・・・・・3カップ
●しょうゆ・・100cc

【作り方】
①「ざらめ450g」「みず3カップ」「しょうゆ100cc」を鍋に入れ、ざらめがとけるまで火にかける。火加減は沸騰する寸前にする。
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②もち粉と「①」を数回に分けて入れて、すばやく、力強くかきまぜる。
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③容器にサラダ油をまんべんなく塗る。
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④「②」を容器に流し入れ、くるみをお好みで上からまぶす。
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⑤蒸し器にかける。※お湯が沸騰してから中火で55分。
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⑥蒸し上がったら熱を冷まし、食べやすい大きさにカットし、粉末オブラートにくぐらせれば完成。
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お客様のお茶請けや、お子さんのおやつにもピッタリですので、ぜひお試しください♪




本城奈々

軒下の冬景色

ここ数日は寒さがやわらぎ、さわやかな青空で通りの雪もすっかり溶けてきています。
天気予報ではまた雪になるようで、春が待ち遠しく感じられます。

さて。
zacの2階にはベランダがありますが、冬になってからは誰も出ることなく、雪が山のように積もっていました。
気がつけば屋根からはつららがびっしりと垂れ下がり、町のどこよりも大きなつららに成長していました。
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屋根の端から端まで、埋めつくすようにできています。
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長いのから短いのまでさまざま。
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上を見上げると鋭く尖った先が見え、ちょっとヒヤヒヤ。
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つららは屋内の熱で溶けた屋根の雪が水になり、垂れながら少しずつ少しずつ凍っていくそうです。次々と流れてくる水が凍り付いて、段々大きくなっていきます。
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地面まで届くこのつらら、人がいないとあまり大きさが分かりませんが、、、
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こんなに大きくなってました。
太さが腕くらいあり、柱のように立派。
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節が出来てタケノコのよう。
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雪のもうひとつの姿、もっと色々探してみたいと思います。


槌間七恵

1月19日、阿仁のごちそう体験に参加し、
その日のメニューの中の「さば寿司」と「くるみゆべし」の作り方講習を受けて来ました。
今回は、サバ寿司(塩サバと野菜のなれずし)のレシピをご紹介したいと思います。

【さば寿司(塩サバと野菜のなれずし)の作り方】
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【材料】
①冷凍塩鯖(半身状態のもの)・・・4枚
②キャベツ・・・小1ヶ
③にんじん・・・1本
④ふのり・・・・1袋
(調味料1日目)
●ラッキョウ酢・・・200cc
●百年酢・・・・・・50cc
●水・・・・・・・・50cc
●砂糖・・・・・・・大さじ1(15cc)
(調味料2日目)
●塩・・・・・・・大さじ1〜2
●トウガラシ・・・細かく切ったもの適量
●生しょうが・・・適量を千切り
●甘酒(姫美人)・・・2袋

【作り方】〜1日目〜
①冷凍状になっているサバを水で軽く洗い、半冷凍状にする。
②半冷凍状のサバの腹を削ぎ落とし、エラも落とす。
③背中を上にして、交互にそぎ切りにする。
④切ったサバと②で落とした腹も含め、「ラッキョウ酢(200cc)」「百年酢(50cc)+水(50cc)」「砂糖(大1)」を入れ混ぜ、入れ物に入れて冷蔵庫で一晩保管する。
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【作り方】〜2日目〜
①キャベツ1ヶを4つ割にし、芯を取る。
②ニンジンは、扇形にうすく切る。
③ふのりは、さっと洗って戻しておく。

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④大きな入れ物かビニール袋等に、「①〜③の材料」と「調味料2日目一式」と「1日目のサバの酢漬け」を汁ごと(腹は入れない)」入れまぜる。
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このように豪快に!
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最後は樽やタッパに入れて、
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重しを乗せて置いておきます。
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丸1日〜2日位から美味しく食べられます。

どうぞお試しください♪
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本城奈々




1月12,13の両日に行われる秋田の雪まつりin有楽町に参加するため、
総勢20名の根子番楽保存会の方々と共に東京に向かいました。根子番楽の皆さんにはいつもお世話
になっていて、いつも楽しく集落の行事に参加させて頂いております。子供から大人ま
で本当に仲が良く、保存会にはいつも笑顔が溢れています。

道中の車内では酒盛りが始まります。
皆さんよく呑む。
呑んで寝たら移動時間も気になりませんね。
車で約12時間。特に冬は秋田の中でも東京に一番遠いのがこの阿仁周辺の地域ではない
でしょうか。


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さて、翌日無事に有楽町に到着しました。
かまくらや犬っこなどの雪像が町行く人の足を止めます。
わざわざ秋田から雪を運び作ったそうです。


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こちらは内陸線のブース。
バター餅を大々的にPR。その横にはゼロダテの内陸線アートのポスターが展示されています。
結構な売れ行きでした。さすが全国ご当地おやつランキングで4位になるだけのことはある。

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秋田県内津々浦々の食べ物や伝統工芸品など、秋田に行かなければ買えないようなものも
たくさん売られています。

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子供たちは楽しいに違いない。

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なまはげ太鼓。
なまはげを見て怖いと思う大人は心に疾しいことがあるだからだそうです。
でも、やはりこのお面は怖いですよね。

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秋田のイメージアップソングを歌う青谷明日香さん。
『うつくしい秋田』『あんべいいな』の2曲、オリジナル曲を1曲披露されていました。
いい歌声です。無料でCDも配布していました。
秋田県頑張っております。

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さてさて、いよいよ根子番楽の登場です。
今回のイベントの演目は『露払い』『信夫太郎』『鐘巻』『曽我兄弟』。
根子番楽には何度見ても惹き付けられる魅力があります。
それは保存会の人々と接すれば接するほど強く感じます。
自分たちの地域の伝統を守り残すことは生まれた場所に対する敬意であり、誇りです。
それを番楽によって大人から子供へ伝えて行きます。
東京に住む人にこの根子番楽の素晴らしさがどれだけ伝わっているか。
これだけ多くの方々が見に来るということは、もしかしたら多少なりとも伝わっているかもしれません。


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東京にいてこういったイベントに参加することと、秋田から来て参加することとでは
全く違った経験になるはずです。根子番楽の皆さんに感謝するとともに、このイベント
に参加し、秋田に行きたいと思った方が一人でもいれば有り難いです。


yoma

気がつけば1月も半ばをすぎました。
毎年、1・2・3月はあっという間にすぎていき、いつの間にか春になっている感覚がありましたが、雪国ならではの微妙な気温の変化のおかげで、以前より身近に季節感を感じさせてくれるように思います。

そして、季節ごとのお祭りもまた、その時期を表すものとしてその季節を特別なものにしてくれるように思えます。
2月9日、10日に行われるアメッコ市ももう間もなく。
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今日は連日の雪もおさまり、すっきりした青空。
長倉の国道7号線沿いの通りには、長倉交差点から大館市役所までの約400メートルに40本の大きな枝アメが飾られています。
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11月に作られていたアメがミズキに飾り付けられています。
鮮やかなピンクや黄色のアメが青空に映え「大館アメッコ市」、「風邪封じ」、「商売繁盛」などの札がつり下げられ風に揺らいでいます。
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市役所にはさらに大きなアメが飾られていました。
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当日はどんなアメが並ぶのか楽しみです。




槌間七恵

2013年、正月も明けた 1月10日(木)に北秋田市阿仁合にある北秋田市阿仁ふるさと文化センターにて、内陸線と沿線地域のいままでとこれからを考える「秋田内陸線と地域のかかわりを考えるフォーラム」が開催されました。

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http://www.zero-date.org/schedule/schedule_file/001328.html

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講師には内陸線とおなじくローカル鉄道としてがんばっている、千葉県の「いすみ鉄道」社長の鳥潟氏と、山形県の山形鉄道「アイディア鉄道フラワー長井線」の社長である野村氏を招いて行われ、ゲストに内陸線社長の酒井氏、数名のパネラー陣にはゼロダテから石山が参加しました。


前半は両社長がぞれぞれ講演し、お互いに公募で社長となり鉄道の立て直しの経験談をお話しされました。両氏とも子供の頃からの熱心な鉄道ファンであることから、話の内容にとても熱意、情熱を感じ、しかもその独特な語り口もあっておもしろく、つい引き込まれてしまう講演でした。

そんな熱意がやがて地元の人々を動かし、経済的には苦境に立たされていたローカル鉄道界の印象や存在を改めて見直すように熱心に働きかけ、国や行政までも動かし味方につけるまでになったそうです。

もちろんそこには様々な、今まで思いもつかなかったようなアイディアがあったからこそなのですが。

日本のムーミン谷として「ムーミン列車」を走らせるなどしたいすみ鉄道やフラワー長井線として印象を華やかにした山形鉄道。

鉄道業界とは離れた前職のお二人だからこそここまで盛り上げて、経営してこれたんだと感じました。

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両鉄道とも、オリジナルのグッズや、食べ物なども販売しこの日も物販コーナーを覗く人が絶えませんでした。

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両社長の書籍も。

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かわいいグッズもいろいろありました。
お昼にはこの日のために用意されたスペシャルメニューランチも販売していました。


後半は、内陸線の酒井社長や各パネラーも交えてのディスカッション。
くまのたいら企画 代表の大穂氏が進行を務めます。

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秋田内陸線をどうにか存続させたい、内陸線を愛してやまない方々の熱い想いが飛び交い、そこに、様々な経験をしてきた両鉄道の社長がコメントしていく流れ。

内陸線をずっと長い間見守ってきたかたや、県外に住みながらも内陸線の魅力にひかれて写真を撮り続けている写真家のかた、その他様々の立場のかたの貴重な意見もたくさんでました。

市民のかたからもときに厳しい意見も出たり、ディスカッションを拝聴しながら、こんなにも内陸線のことを思っている人が多く、内陸線の存在感のすごさや地域への必要性なども感じました。

ゼロダテとしても、いよいよ来年に迫ってきた国民文化祭にむけて、この内陸線を軸に「内陸線アート」を展開していくために去年からKITAKITAのオープンやレジデンス事業、その他、アートを通じて様々な地域資源を探す活動をしてきました。

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色んな人の色んな想いを乗せて走っている秋田内陸縦貫鉄道。

そこでゼロダテは何ができるのか。
これからの重要なテーマになっていくと思います。

テキスト、写真:サイトウ
※写真の一部は里村

今回は内陸線沿線と沿線地域の活性化に取り組まれている大穂さんのくまのたいら企画イベント『阿仁のごちそう体験〜秋田農山村旬を感じるツアー〜』に出席して参りました。

鷹巣発の内陸線に乗って、集合場所の阿仁合駅へと向かいます。

今日の内陸線はき上品なパープル!

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阿仁合駅に到着し、ごちそう体験前に一同が向かった先は、伝承館。阿仁はその昔、鉱山で金や銀や銅が採掘されていました。ここではその当時の様子や歴史を知る事ができます。

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館長の庄司さんに説明をしていただきながら、館内をぐるりと見て回りました。

阿仁鉱山は中でも銅の産出が多く、1761年には産銅日本一にもなったそうです。それ故に阿仁の一般家庭には、展示されているような鉱山石が今でもある家庭がたくさんあるのだとか。

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また、阿仁でよく見かける馬肉を煮込んだ『なんこ鍋』。

なぜ、馬肉鍋を なんこ と呼ぶのか皆さんご存知ですか?

これにも鉱山時代から伝わる説がある と庄司さんは説明してくださいました。

当時、この辺りでは動物の肉を食べる習慣がなく、放牧していた馬を食べるにも合理的な理由が必要でした。そこで、思いついたのが方位を十二支であらわすこと。北は子(ね)、南は午(うま)、つまり馬は南を表します。阿仁鉱山は、主要の山が南北に並んでいる事もあり、馬の方角である『南向』を『なんこ』と呼び、そこからなんこ鍋として今に伝わる阿仁の伝統の味になったのだそうです。

なるほどなるほど。



その後、再び庄司さんに案内していただきながら、今度は隣にある異人館へ。

明治12年にドイツの牧師さんの官舎としてアドルフ・メッケルらさんによって建てられたそうで平成2年には国の重要文化財に指定されています。建物内に入る前に館長の庄司さん、『メッケルさんをどうぞ皆さんメッケでください』と(笑)。中に入るとメッケルさんのマネキンが、ダンディーに足を組んで椅子に腰掛けポージングしているのを メッケました。館長さんのガイドが面白いんです。お陰様で終始楽しみながら歴史を学ぶ事ができました。



一通りの見学を終えて阿仁の歴史を感じた上で、いよいよ阿仁のごちそう体験です。

一同は会場の山村開発センターへ。

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今回のごちそうメニューを提供していただいたのは、湯口内生活研究グループの工藤さん。

テーブルにずらりと並んだ料理をバイキング方式でお皿に取り分けて行きます。

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メニュー】

・生姜の風味が効いたワラビ

・なます

・さば寿司(塩サバと野菜のなれずし)

トマト甘露煮

あさづけ

サワモダシとナスの塩漬け入り味噌汁

・がっこ(6種類)

なめこと紫蘇の実と高菜の和え物餅米キヌノハダのおこわ

くるみゆべし

以上の全9品。


テーブルにつくと料理をまじまじと眺めながらどんな材料が使われているのか興味津々。

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ペンと手帳をを出して、皆さんものすごく勉強熱心!

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デザートに食したのは、以前もブログで紹介した米で出来た「あさづけ」。※漬け物ではありませんよ。

米粉を使うとコシが劣ってしまうので、工藤さんは米を一晩水に浸したものをすり鉢ですって作るそうです。

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どれも美味しく、奥深い味。

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料理でこんなにも郷土を表現出来るんだなぁ。

改めてこうやって食すと、それを手がけるお母さん方が本当にカッコよく見えました。


一通り味わったあと一同は調理室へ。

今回は、さば寿司(塩サバと野菜のなれずし)と、山村スイーツゆべしの作り方を教えていただきました!


「阿仁のごちそう体験 その弐」へつづく。



本城奈々



まだ秋のころ。
新聞記者さんから「幻の干し餅」があると聞いて気になりました。

なんでもその干し餅は、大葛の森越に住むひとりのおばあちゃんしか作れないものだったとか。

それを集落の人たちで作るようになり販売するも、昨年のあめっこ市では飛ぶように
(たった10分で完売という噂も)売れ、手に入れられない人も多かったそうです。

それはぜひ作るところを見てみたい。
と思っていたら寒い冬になりました。干し餅は外に出して餅を凍らせるので
寒くならないと作ることができません。干し餅作りが始まったのは12月下旬。
より作りやすくなるのは1月に入ってからだそうです。

そんな気になる森越へ...。

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集会場では、ご近所のお母さん方中心に、干し餅作りが行なわれています。

干し餅の作り方は、まずやわらかい餅をつき、形づくりながら固めて、薄く切ります。
それをわらで編んでつなげ、編んだものを1日置いて固くして、水に4時間つけます。
外に2昼夜干して寒風にさらし、凍らせ、さらに小屋に入れて1週間から10日くらい干し
暖房がついた部屋で1週間くらい干して完成!

と、手間ヒマかけて作られるものなんです。冬の保存食として作られ、おやつに食べていたそう。

こちらはわらで編む作業。
餅をつないで、最後の仕上げにわらをないます。

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仕上がりはとてもきれい。

最近、わらをよく見ます。
じんじょさまも、映画のなかの味噌玉づくりでも、わらをなっていました。
わらをなうことができないと、昔は生活できなかったのに
今では生活様式がずいぶん変わったんだなぁと思いました。

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こちらの写真は、まず小屋で干しているところ。

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それから、暖房のついた部屋干し。
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森越の干し餅は「初花月」と名付けられていますが
その名のように、形が美しいのが特徴。
一般的な干し餅は四角ですが、これはギザギザがついた三日月状で薄め。
食感がサクサクと軽いんです。

カットするのも、根気のいる作業。

これは男性が担当していました。

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こうしてできあがった干し餅は「とりの市」で販売されます。
すべて昔ながらの手作業なので数限りがあり、人気は高いので、すぐ完売してしまうかも!?

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食べるときは、トースターやストーブでちょっとあぶって食べると甘みが増して
よりおいしくいただけますよ。

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写真:槌間七恵
テキスト:yamaoka


雪と映画

KITAKITAで12日から14日まで映画上映を行なっています。
映画は『タイマグラばあちゃん』。
岩手県早池峰山の麓にあるタイマグラという集落に住んでいたおばあちゃんを
15年間も追い続けた作品。撮った方は映像の会社を辞めてタイマグラに移住して
おばあちゃんを撮り続けました。

たまたま知り合ったこの映画。DVD化されていないので、上映会でしか観ることができません。
が、内容が想像以上に濃く、「観た!」という満足感を感じられる2時間です。
山の暮らしを「極楽だぁ」というばあちゃん。その暮らしの紡ぎ方が記録されています。

観ていった方々も、上映後しばらくぼーっとしているほど。
年配の方も「よかったよー」と言ってくれて、上映会を企画できてこちらもよかったなーと
思いました。この辺りには映画館がないので、チラシや新聞を見て、初めてKITAKITAを
訪れてくれた人も多くいました。雪のなか足を運んでくれて、ありがたいです。

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ところで
映画上映の1日目、12日は大雪。JRが夕方まで大雪で運休していたほどです。

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仕事する間とめていた車も雪に埋もれていて、車に40㎝ほど積もっていました。
この冬になって一番降った日だと思います。

今年はどこも雪が多いらしく、秋田市は例年の3-4倍と聞きました。
私たちのいる鷹巣もいつもより時期が早いとか。

レジデンスの屋根はこの通り。

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立派な層を作り上げています。

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ミルフィーユのようにも、角煮のようにも見えてくる...

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一部落ちたらこのように。
イグルーが作れそう...と思いながら、雪を寄せました。

そろそろ屋根の雪おろしをしないと危なそう。
勝手がわからないので、不動産の方に教えてもらうことになりました。
雪国の冬は、知らないことがたくさんあって、日々驚いている県外メンバーです。

話は戻りますが、雪に包まれていると、テレビや映画など映像を見たり
手仕事をしたり、室内にいる時間がいつもより心地いい気がします。


yamaoka


今日はJR鷹ノ巣駅前すぐにあるコミュニティステーションKITAKTAにて、本城奈々バターもち体操ワークショップを行いました。

北秋田きらきらフェスティバルのプログラムの一環として企画した今回の体操ワークショップは、雪国で移動手段が車メインの地域の人々へ、体操を通じて楽しく運動不足を解消し、笑顔生活を送って欲しい。そんな想いが込められています。
子どもから大人までみんな楽しく踊って身体も心もポッカポカ。
20名の参加者のみなさんに私、本城がレクチャーします。
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最年少は2歳の男の子。
お昼寝の後だったからか元気いっぱいやる気満々で臨んでくれました。
今回のポイントは【恥じらいをすてること】そして【笑顔】。
大人の皆さんも、見事に恥じらいを捨ててのびのびと踊ってくださいました。
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最後の方では、バタもっちの登場で子供も大人も更に笑顔。
自ずとみんなカメラをバタもっちに向けて、撮影会が始まりました。

イメージよりも実物が多きいのに、子ども達ちょっとびっくり。
逃げないで〜。
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でもすぐにバタもっちの丸みのある身体とフカフカの触り心地にみんな虜に。
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そして最後はバタもっちも一緒にみんなでバターもち体操!
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北秋田のバター餅から生まれたバターもちのうた♪そこから生まれたバターもち体操。またそこから生まれたバターもち体操ワークショップ。

バターもちのうた♪PV撮影もあったりと、バター餅を通して今色々なかたちで楽しく北秋田の魅力を発信しています。


こうしてワークショップという形で公に開催するのは初めての試みでしたが、企画した当初からワクワクしてたので、今日実際に開催できて、そのドキドキワクワクを皆で実現、共有出来て本当に幸せでした。


これで寒さ厳しい秋田の冬も元気に過ごせることでしょう!

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ワークショップ終了後に記念撮影。
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皆さん、大雪の中ご来場いたき、本当に感謝いたします!

ありがとうございました!

また一緒に踊りましょうね!



本城奈々

なまはげ

12月31日、一年を締め括る大晦日に行われる秋田のなはまげ。
私の実家である男鹿市福川という部落でも昔から行われています。子供の頃は1年でこの日が
一番嫌いでした。正月が待ち遠しい気持ちとこの大晦日の嫌な気持ちが、子供心に何と
も言えない感情を抱いていた記憶があります。

地元の行事とはいえ、こうしてなまはげに参加するのは初めてで、子供の頃以来ずいぶ
ん会っていなかった同年代の友人たちはとても懐かしい顔ぶれでした。


さて、まずなまはげの準備を29日に行います。
なまはげの衣装でもある『けんで』と地元では言いますが、『けら』を藁で編みます。
体に襷のように2枚の『けら』を着け、さらに腰にも1枚。これをなまはげ6体分、つまり18枚作ります。
ベテランの方々は早い。若者は教わりながら黙々と作業を続けます。
2時間程で作業は終了。その後は当日の打ち合わせも兼ねて、軽く一杯。

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なまはげ本番当日。
17時に公民館に集まり支度をします。
本日外は絶好のなまはげ日和。つまり吹雪です。
厚着をしその上からけらをまといます。


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公民館向かいにある山神社でお祈りをし、その後福昌寺に向かい、お寺への挨拶そして、
先祖になまはげを行うことを報告に行きます。

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まず、福昌寺にてひと暴れ。

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その後、部落を回ります。
まず先導が家になまはげを上げて良いかどうかを聞きに行き、了解が出ればその家に入ります。
今年1年で不幸があった家などは、なまはげを上げることができません。

お母さんの胸に顔を埋め、怯える子供。
そうだよね。こんな怖い顔見たくないよね。
『泣ぐ子はいねがー』『言うごど聞がね子はいねがー』
『山さ、連れでぐどー』
子供は
『ごめんなさい』『言うこと聞きます』
子供たち、この日だけは素直ないい子になるんです。

秋田の大人たちは子供に、なまはげのいるところに連れて行くぞって言うのが、
一つの脅し文句になります。

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たまに、連れ去られます。
もちろん親がいずれ止めてくれます。

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なまはげを迎える家はお酒と頭付きの魚を用意し、なまはげを持て成します。
私が子供の頃は押し入れに隠れたりしていました。それを親が教えるんです。
子供にとったら最大の裏切りです。押し入れから引きづり出されて連れて行かれそうになるのを
親がようやく止めてくれて、なまはげをなだめます。
そこからなまはげが席について、お酌をし、一段落です。

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なまはげのけらの藁を抜き、それを頭に巻くと一年病気をせずに済むと言われています。

すべての家を回ったあと、山神社に帰り、なまはげのけらを外し狛犬と鳥居に巻きます。
これでなまはげは終わりです。


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実はなまはげを福川部落でやるのは6年ぶりだそうで、やはり高齢化、過疎化が進み、
不幸がある家が多かったり、子供が少なく、なまはげをやってもあまり盛り上がらなかったりと、
こういった伝統行事を続けることが年々難しくなっています。
男鹿市のそれぞれの部落でも、もうすでになまはげをやらなくなった所は数多くあるようです。
観光としてのイベントではなく、地域の人々が地域のためにやる行事であるがゆえ、
そこに住む人々の意志にすべてかかってきます。
こうしてなまはげが復活し、なまはげをやる若い世代が集まったことに地元の人間として
も嬉しい限りです。そして、今まで参加しなかったことに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。

来年は必ずなまはげします。宜しくお願いします。


福川部落、伝統のお面
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yoma
北秋田きらきらフェスティバル この日は新年明けて最初の催し、銀座通り宝さがし!
朝一番に実行委員の佐藤さんと一緒に宝の引換券を銀座商店街の至る所に隠すお手伝いをしに向かいました。
簡単には見つけだされないようにベンチの下や、ポスターや柱の陰など頭をひねって隠しました。

午前11時、集合場所の米代児童公園のあずま屋へ向かうと、すでに宝探し参加者の親子がたくさん!
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実行委員長の佐藤さんが『整理券くばりまーす!』と一声かけるとみんな一斉に手を差し出し
早く早くとばかりにもう待ちきれない様子。
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『スタート!』のかけ声と同時にみんな銀座商店通りへと繰り出していきました。
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大人も子どももちょっぴり駆け足。
後ろ姿からワクワクが伝わってきました。
みんなのスタートを見送った後、私たちはきらフェス広場の準備へと取りかかります。
午後15時。きらフェス広場と題して、公園のすぐ近くの旧バス営業所待ち合い室にて地元のミュージシャンが集ってライブ演奏を行い、会場は終始和気あいあいとした雰囲気。
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ライブ演奏を楽しみながらその横では色紙に夢を綴ります。
2013年の干支に因んで、夢を乗せた蛇を作ろう!!という試みです。
takarasagasi3.JPGのサムネール画像
心の中で抱いている想い、夢をみんな思い思いに綴ります。
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さぁどのような蛇が姿を表すのか、どうぞお楽しみに!!
次回のきらフェス広場は、1月13日と20日です!





本城奈々

1月3日、北秋田市根子集落で行われた「朝鳥追い」に参加してきました。
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雪が厚く積もった根子集落。

「鳥追い」とは、害虫害鳥を追い払い豊作を祈願する風習で、子どもたちが独特の旋律を楽器で奏でながら、集落内を練り歩きます。
東日本で広く見られる風習で、根子集落でも昔から行われてきましたが一度途絶えたこともあるとのこと。
現在は、根子番楽のメンバーが継承していて、番楽で使う楽器、太鼓、鉦、笛、そしてホラ貝が登場します。

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朝9時半、根子の山神社の脇から五分程 山を登ったところに、ひっそりとある小さな祠にみなでお参りすることから始まりました。
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神様が"特別な水"に変えて下さったお酒を頂き、鳥追いの節回しを演奏します。
鳥追いの独特の節回しに、気持ちもわくわくしてきました。

山を下りて、続いて山神社へ。
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こちらでも、みんなでお参り。

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境内の集落を見下ろせる場所からもう一度演奏。
風に乗ってこの音色、家々に届いたかな。

いよいよ、集落へ出発です。
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行列して演奏しながら集落内の路地を歩いていると、家々からみなさん顔を出してこられます。
きちんとお盆に乗せお賽銭(というのかな)の包みをたずさえて。
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一行は、お神酒を振る舞い、新年のご挨拶を交わしながら進みます。
里帰りしている懐かしい顔とも会えたりして、「大きくなったなあ」なんて会話も交わされていました。

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みんな笑顔、新年を迎えた喜びをわかちあう時間。

家のなかで、家族揃って近づいてくる鳥追いのメロディに耳を傾けるのも良いお正月の風景だなあ、なんて思いながら、雪道を一緒に進みました。
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道々子ども達と雪遊びをしながら集落を一周する2時間はあっという間。

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とはいえ、寒い中の楽器演奏は、端で見ているよりずっとずっと大変なんですよ。
さすがは根子番楽の楽器隊!
親子で笛の使い手 田口さん、ホラ貝は小学6年のみずほちゃんなどなど・・。
雪の降る寒い中、おつかれさまでした!

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このあとは、お楽しみの新年会が賑々しく行われました。
根子番楽のみなさんは、大きな家族みたい。
とっても良い時間でした。

鳥追いから新年会まで参加させて頂き、ありがとうございました。

雪深いマタギの里・根子集落、新年の幕開けです。

里村真理

大日堂舞楽

秋田では、お盆の時期にお祭が多い。
そう思っていたらお正月にも行事がたくさんありました。

元日に続き、1月2日には鹿角市にある大日霊貴神社(オオヒルメムチジンジャ・通称大日堂)で
約1300年の歴史をもつ県内最古の舞楽「大日堂舞楽」が奉納されます。

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2009年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されていて、観に来る人も大勢。まずは
朝8時から神社の社外で、修祓の儀(しゅばつのぎ) や地蔵舞(権現舞)などが行なわれました。

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それぞれ頭にかぶりものがあり、子供たち3人は化粧しています。

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こんな豪華な獅子も。周辺の男性も獅子と同じカラフルなかぶりもの。

毎年正月二日に奉納されるこの舞楽は、
大里、小豆沢、長嶺、谷内の四集落から、能衆(舞う人たち)が集うそうです。
大日堂舞楽のホームページによると
「起源は、元正天皇の養老二年(西暦718年)、天皇の勅令により大日堂が再建された際、
名僧行基とともに都から下向した楽人が舞った祝賀の舞楽が里人に伝えられたもの」。
そのときから現代まで、国土の平安・五穀豊穣・無病息災などの祈りを込めて、
毎年奉納されて続けています。

社外と同時に殿内でも舞がはじまりました。

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これは籾押し(もみおし)。独特の掛け声と受け声に合わせ、若者が舞います。
躍動感のある舞。見たことのない動きで、異国に来たかのような感動があります。

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そして幡上げ(はたあげ)。幡を持った人が外から社内に走り込んできて、
高いところに放り投げます。それを上にいる人がキャッチ。すごい勢いです!

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この化粧した3人の男の子は鳥舞を舞っていました。
鳥舞は鳥の遊ぶ姿を舞にしたものだそうです。

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祭式などのあと、本舞に入りました。

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これは駒舞(こままい)。
馬の恰好をした男性2名が、足を踏み鳴らしながら舞います。
どの舞も笛や太鼓に合わせ、重厚感がある動きです。
烏遍舞(うへんまい) 、鳥舞(とりまい)など続き...
 
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大日堂といえば有名なのが、黄金の面。五大尊舞(ごだいそんまい)では御面をつけた
人が唱えごとをしながら舞います。

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8人中、黄金の面は2人。黒い面も少しずつ顔が違います。

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こちらはゆっくりした動きの工匠舞(こうしょうまい)。

それぞれ、衣装や舞いに違いはありますが
どれも歴史を感じる深みが伝わってきます。
時間の感覚がなくなりそうな雰囲気でしたが、お昼前に奉納は終了。

殿内の舞台は5m四方くらいの広さ。
その舞台を海外の人も含め、さまざまな年代の人が取り囲んでいました。
 
翌日の新聞に、鳥舞を舞う人は、年末から肉を食べてはいけない、
他の人が食べるものと同じ火で調理されたものは食べてはいけないなど
たくさんの厳しい精進潔斎をして当日を迎えると書かれていました。

とても奥の深そうな大日堂舞楽。
まだまだ知らない伝統が、秋田にはたくさんありそうです。


写真:船橋陽馬
テキスト:山岡可恵

2013年1日1日。
あけましておめでとうございます!

大館市代野では、そんな元旦の朝7時から
小学生が歩きはじめます。

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まずは代野にある稲荷神社へ。

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お参りをすませたら、さっそくダッシュ!?

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これは代野ニッキと呼ばれる伝統行事。
ニッキは「新しい木」、もしくは「めっき・滅鬼」がなまったものと言われています。
毎年元旦に2人の小学生が白い服を着て、顔に墨で模様を描き、代野集落にある全戸(現在54軒)をまわります。

全部回るには時間がかかるので、歩くのでは間に合わない!と走っているとか。

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玄関先で「ニッキ―」と叫んで家の人を呼び、「あけましておめでとうございます」と挨拶。
そうすれば家の人から「心づけ」の入った封筒をいただけます。
中には、チョコレートを一緒に渡す人も。
各家で挨拶するだけなので滞在時間は1分もないくらいですが、
「どこの家の子だ?」など会話している人もいました。

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代野ニッキは、もともと村で悪い疫病がはやったときに始まったそう。
昭和の時代に15年間ほど途絶えていたニッキを番楽保存会が復活。
昭和48年に、同じように途絶えていた番楽をまず復活させ、続いてニッキも復活したといいます。
秋田県内の他地区でも行なわれていたそうですが、現在ニッキを行なっているのはこの代野だけ。

とはいえ、代野では子供の数が減少。
現在は2年生から6年生まで各一人ずつ、小学生は5人しかいないそうです。

後半になってくると...さすがの子どもたちも、途中から疲れはて、スピードダウン。
雪は多く、足先の感覚がなくなりそうな寒さでした。

お疲れ様!といいたいところですが、この日はまだ続きます。

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ニッキが終わったのは9時。
それからすぐに番楽の準備。10時から小学生は5人総出、代野番楽保存会の大人たちも加わって
代野番楽が稲荷神社で披露されました。

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有名な根子の番楽に比べ派手さはないものの、地元の人に見守られながら、地元感にあふれている雰囲気。
1時間ほど、数演目の公演でした。
魚の鯛を釣りあげる、ちょっとおどけた演目も...

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この代野では、年間を通して週2回番楽の練習をしているそうです。
番楽によって地域の大人と子供のつながりが、強くなっていそう。
伝統的な行事が減ってきているなか、続けるのはたいへんそうですが頑張ってほしい!

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途中甘酒が振る舞われ、最後にはみかんが投げられました。
番楽も神社境内だったので、寒いなかみなさま本当にお疲れ様でした!

写真:船橋陽馬
テキスト:yamaoka



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